文学・評論外国の著者

商品一覧
c-book-007.health-shopping.net
トップ
また会う日まで 下
年上の女性、ニューハンプシャー、レスリング・・・なんとなく、ジョン・アービングの「全部入り」みたいな感じです。上下巻たっぷりあって、その合間にはさまれる小説や映画のシナプスもまた、それだけで読みたく......
また会う日まで 上
長いなぁと思いながらも、ページを繰ってしまいました。 随所に笑いがあり、そのちょっとした笑いの中に悲しみが隠れていて、不思議な気持ちで最後まで読みました。 実在のハリウッド映画人が登場するくだりは思......
ピギー・スニードを救う話 (新潮文庫 ア 12-12)
「ガープの世界」「サイダーハウス・ルール」などで有名な現代アメリカ文学の旗手ジョン・アーヴィングの短編&エッセイ集です。 小説ともエッセイともつかない作品が多くて不思議な感じでした。 「ピギー・スニ......
オウエンのために祈りを〈下〉 (新潮文庫)
あまりにも高い評価ばかり聞くので書くのは少々ためらわれるのですが、正直に申し上げますと、冗長すぎて読みくたびれました。 アーヴィングのものは大概そうですが、今回は特にそう感じました。 イエス・キリス......
オウエンのために祈りを〈上〉 (新潮文庫)
早く読み終えたい、でも読み終えるのが怖い。ジョン・アーヴィングの本は、いつでもそうだ。 読みかけでいるあいだは、登場人物たちが今そこで私と並行して生きている、暮らしている実感がある。 安心していられ......
未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)
アーヴィングらしいというか,突拍子もないストーリのようにみえて,実は普遍的なテーマ,愛について書かれた佳作.私は文庫になってから読んだ.そのせいか,表紙にあるキム・ベイジンガー(マリアン・コール役)......
未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)
気配は感じるが見えないもの。それは恐怖の場合もあれば、幸せの場合もある。実際に存在する気配もあれば、自分で作り出した思い込みの気配もある。 どの登場人物もその気配に悩まされ、気配に助けられ生きて......
第四の手
イケメンであるが故に女性関係で身を持ち崩している三流ニュース局のジャーナリストが、取材中にライオンに噛まれて左手を失う。これが「第一の手」。そこから紆余曲折を経て、幸せの象徴=「第四の手」を得るまで......
対談の七人
橋本治の「爆笑って小学生」ってのはまさにその通り。それに対して「とても嬉しかった」っていう屈託のなさも太田だし、反面「本当の私との間にズレがある事を感じた」って自省ぶりも太田だ。この対談はどれも「......
サイダーハウス・ルール―シナリオ対訳
3回読み返しました。ジョン・アービングが脚本を書いています。英語はわかり易く3回目でも泣きそうになります。左ページに英語、右ページに対訳となっているので解らない単語があっても、すぐにチェックできます......
未亡人の一年〈下〉 (John Irving collection 1989-1998)
愛する人を亡くした者たちのさまざまな生き方が、この小説には散らばっている。同時に、幸せを失くした者たちの悲しみとの折り合いのつけ方も、この小説には散りばめられている。 エディは絵本作家の家へひと夏の......
マイ・ムービー・ビジネス―映画の中のアーヴィング
本書を読む前に推奨したいこと。?小説「サイダーハウス・ルール」を読む。?映画「サイダーハウス・ルール」を見る。そして?本書を手に取る。?と?の順序は逆でも構わない。また順序を変えることによって本書に......
未亡人の一年〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)
愛する人を亡くした者たちのさまざまな生き方が、この小説には散らばっている。同時に、幸せを失くした者たちの悲しみとの折り合いのつけ方も、この小説には散りばめられている。 エディは絵本作家の家へひと夏の......
ガープの世界 上 (1)
こんなに愛情にあふれる小説を、読んだことはなかった。ここに登場する人たちは、みな純粋で生きることに熱心だ。それは、アーヴィングのどの小説にも言えることかもしれない。「生きる」ことについて、まっすぐ立......
サーカスの息子〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)
面白かった。ジョン・アーヴィングという作家の、巧みさはさることながら、このあたたかさ。どっちつかずのファルークだが、双子にむけた言葉の端々や、“ダー警部”に対する情熱に、滑稽さを笑う前に純粋さに胸を......
サーカスの息子〈下〉 (John Irving collection 1989-1998)
面白かった。ジョン・アーヴィングという作家の、巧みさはさることながら、このあたたかさ。どっちつかずのファルークだが、双子にむけた言葉の端々や、“ダー警部”に対する情熱に、滑稽さを笑う前に純粋さに胸を......
アイリッシュ短編集 (6) (創元推理文庫 (120-8))
創元推理文庫のアイリッシュ短編集もいよいよこれが最終巻。本作にはタイトルにもなっている『ニューヨーク・ブルース』の他にも『さらばニューヨーク』というタイトルの作品があったり、自由の女神を舞台にした『......
アイリッシュ短編集 (3) (創元推理文庫 (120-5))
ヒッチコック監督の映画で有名な「裏窓」を初め9編の短編が収められています。 それぞれ特徴のある作品ぞろいですが、「ただならぬ部屋」は予想外に大掛かりなトリックを取り入れた作品でした。 その他の作......
黒いアリバイ (創元推理文庫 120-10)
コーネル・ウールリッチ名義でブラック・シリーズの3作目として発表された作品です。南米のある都市で人間に飼われていた黒豹が逃亡し、その後女性の惨殺事件が何件も起きるという話。警察は当然、豹の仕業として......
夜は千の目を持つ (創元推理文庫 M ア 1-4)
青年刑事ショーンは帰宅途中、若い女性の投身自殺を阻止する。その理由は、大富豪である彼女の父が、予言者に死を宣告されたことにあるらしいが・・・。次々と的中していく予言の謎は、結局解明されません。そうい......
さらばニューヨーク
「幻の女」でおなじみ、ウィリアム・アイリッシュの短編集。 異様な緊迫感がひしひしと伝わってくる表題作を筆頭に、 異色の西部モノ「ワイルド・ビル・ヒカップ」、 構成の妙が面白い「ぎろちん」「穴」など、......
死者との結婚 (ハヤカワ・ミステリ文庫 9-3)
若いうちに読んでおいた方が感激する、逆にいい歳こいて読むと良さがわからなくなってくる。そんなタイプの小説のひとつ。着想の妙と文体で読ませるので、雰囲気にドップリはまれる感受性があるうちに読んだほうが......
暗闇へのワルツ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 3-2)
彼の長編作品の中でも屈指といっていい名作。しかしながら初めて読んだアイリッシュの作品がこれだとしたら運がいいとは言えない。奇想天外なストーリー展開、登場人物の性格の極端さ、そうしたものに納得いかない......
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
文句なしに面白い作品。半世紀も前の作品なので、アメリカ社会がまだ紳士・淑女の礼儀正しさを持っていた時代が読み取れるが、トリックは決して古臭くないし、最初のつかみが非常に強力で、一気に本にのめりこま......
わたしが死んだ夜―アイリッシュ短編集 (5) (創元推理文庫 (120-7))
夜の光と影、夜の匂い、夜の孤独。アイリッシュ(ウールリッチ)の作品を振り返る時、そうした夜のムードを実にうまく捉え、描き出した作家だと思う。そして主人公の男を、それまでの日常空間から突然暗闇へと突き......
アイリッシュ短編集 (4) (創元推理文庫 (120-6))
アイリッシュを読むと必ずと言っていいほど頭に浮かぶ曲がある。B.Joelの"Stranger"だ。あの曲をご存知の方ならこれでアイリッシュの雰囲気をつかんで頂けるだろう。ニューヨーク生まれでコロンビ......
終焉
とにかく自意識過剰な男ベンが主人公。老人…と言うと少し違うように思ってしまう。小難しいことと若い女が好きで偉そうな割に妻グロリアの尻にしかれている。一人目の妻パーディタとグロリアを比べたり自分の性的......
ガートルードとクローディアス
物語の土壌でありみなもととなっているのは、デンマークの寂寞、低い気温、素朴と剛健さ、などである。召使いがあたためておいたレンガを湯たんぽがわりにベッドに入れ、冷えた足でさぐる、暖炉のぱちぱちいう音が......
十月はハロウィーンの月 (詩人が贈る絵本)
アップダイクは大・大好きな作家ですが、これは唯一の絵本です。 もちろん絵は画家の方が描いていますが、文章ともマッチしていて素敵です。 子供に読ませる本としては勿体無い? 絵本というより詩集と言ったほ......
ラビット・アングストローム
たいした作品ではないが長篇4部作に描出された擬似人生の他愛なさが逆に良い。人生と同じ長さの小説は読めないのだから、人生をこんな程度の長すぎる長篇に圧縮するのも悪くないのではないか。人生の滑稽さが、こ......
母の魂
本書を読むと必ず母親の記憶がよみがえります。 私は母親を癌でなくしましたが、 本書「母の魂」を読むと、 その記憶がはきりと思い出されるのです。 実は母を見送った後、 父親もなくなりましたが、 母......
ブラジル
最初は性描写がきついのでびっくりしました。 障害あってこその「愛」なんですね。主人公は「愛の逃避行」をするのですが,障害がなくなるとセックスレスの様になってしまう。愛し合っているのに,二人は躊躇なく......
走れウサギ
誰もが皆、大人になって振り返るだろう青春時代の思い出がが主人公の男性にはまだ現実的に生きていて、いまだにその虚像と戦っているような気がします。普通なら大人になり、個々の生活に追われ、上にも述べたよう......
プリズン・ストーリーズ (新潮文庫 ア 5-27)
私は今とっても悲しい思いにとらわれています。 ジェフリー・アーチャー作品との出会いは私がまだ15歳のとき。今から30年も昔に、「大統領に知らせますか? (1978年) (新潮文庫)」というスリ......
ゴッホは欺く 上巻 (1) (新潮文庫 ア 5-25)
読み物としては非常に面白く、本当は★を5つ付けたい。 先が読めるストーリー展開や、細かい突っ込み所も含めて、理屈ぬきで楽しめるエンターテイメント。 翻訳物ならではのウィットに富んだ会話も良いし、ゴッ......
ゴッホは欺く 下巻
なんか予定調和的だし、英国TVドラマ風な イメージがわいてきて仕方なかったです。 暗殺者とFBIと富豪と・・登場人物と場面が次々と展開 されて、下巻は、かなりお話の転換のスピードがあがって、 最後......
獄中記―地獄篇 (角川文庫)
アーチャーは投資に失敗し破産したが、それを基にしたコン・ゲーム小説「100万ドルを取り返せ !」を書いて一躍ベストセラー作家になった。その後、国会議員に当選したが、その経験を活かして「めざせダウニン......
獄中記―煉獄篇
ジェフリーアーチャーの獄中記シリーズの第2弾です。率直に、面白かったです。あっという間に読んでしまいました。毎日6時に起きて2時間執筆し、ジムで運動をして、更生プログラムをこなし、仲間と取引の打ち合......
運命の息子〈上〉 (新潮文庫)
初めてジェフリー・アーチャーを読みました。淡々と進む手法が持ち味なのでしょうか、すぐに物語へ引き込まれて読み進みました。 散漫な印象はありましたが、筋立ては面白く、最後まで一気に読める小説です。それ......
運命の息子〈下〉 (新潮文庫)
初めてジェフリー・アーチャーを読みました。淡々と進む手法が持ち味なのでしょうか、すぐに物語へ引き込まれて読み進みました。 散漫な印象はありましたが、筋立ては面白く、最後まで一気に読める小説です。それ......
獄中記―地獄篇
獄中、って意外と自由。 というのが読んだ感想です。 受刑者が他の受刑者の部屋を訪ねていったり、支給される食事以外の食べ物を売店?で買ったり。受刑者にも人権を、ということなんでしょうけど、ちょっと意......
十四の嘘と真実 (新潮文庫)
アーチャー14著作の総集編ともいうべき、そのエッセンスが蟻集された前菜+14話403項。日本人には馴染み難い、英国人でなけれどうしても理解出来ない話題・表現も多々あるが、実に読み応えある一冊です。......
A Quiver Full of Arrows
作者は投資で破産し、その体験を基にしたコンゲーム小説「百万ドルを取り返せ」でベストセラー作家となる。その後、国会議員となり「めざせダウニング街10番地」でその体験を活かす等波乱万丈の人生を送っている......
十一番目の戒律 (新潮文庫)
CIAの暗殺者を主人公に据えた典型的な諜報スリラーです。冷戦終結によってスパイものは書きにくくくなったと言われていますが、本作ではロシアに軍国主義が復活したという設定を設けることによって、またCIA......
メディア買収の野望〈下〉 (新潮文庫)
僕はビジネスマンの対決というか競争というか戦いが好きなので、ジェフリー・アーチャーの中でこれがベストだと思っています。やったりやられたりのシーソーゲームが、またたまりません!最後までどうなるんだ!と......
メディア買収の野望〈上〉 (新潮文庫)
僕はビジネスマンの対決というか競争というか戦いが好きなので、ジェフリー・アーチャーの中でこれがベストだと思っています。やったりやられたりのシーソーゲームが、またたまりません!最後までどうなるんだ!と......
十二枚のだまし絵 (新潮文庫)
眠る前に寝床で横になって本を読むのが何よりの楽しみ。そういう人は多いと思うし、本書はそうう楽しみにピッタリであると思う。12の短編はいずれもイギリス一般人のありふれた日常を描いたものであるが、そこ......
盗まれた独立宣言〈上〉 (新潮文庫)
ジェフリー・アーチャーのファンとして、どれがベスト3ですかと問われれば、僕はこれを迷わず入れます。リアリティにあふれながら、はらはらどきどきさせてくれる最高の一冊。僕は大好きです。ほかにも「メディア......
最後の特ダネ (新潮文庫)
アーチャーの小説はどれもテンポ感が素晴らしいが、芝居の台本でもあるこの作品は、さらにスピード感があって一気に読める。日本にはあまりない新聞社の専属記者という制度が出てくるが、フリーで雇われる敏腕ジャ......
盗まれた独立宣言〈下〉 (新潮文庫)
ジェフリー・アーチャーのファンとして、どれがベスト3ですかと問われれば、僕はこれを迷わず入れます。リアリティにあふれながら、はらはらどきどきさせてくれる最高の一冊。僕は大好きです。ほかにも「メディア......
サラエボの鐘
表題作である「サラエボの鐘」は、話の筋はやや感傷的すぎる(ヘッセ的)きらいもあるが、「サラエボ」という骨太の背景に支えられ、ただの感傷には終わっていない。主人公が「親友」だった男から受け取った手紙の......
サラエボの女
ボスニアのノーベル賞受賞作家イヴォ・アンドリッチを代表するボスニア三部作の一つ。原題は“お嬢さん”で日本語の題は英訳より。読み易く、4-5日で読破できます。初老の主人公ライカがベオグラードで孤独に死......
ドリナの橋 (東欧の文学)
ボスニアとセルビアを結ぶドリナの橋を舞台に300年以上にわたり繰り広げられる人間模様を描く大河ドラマ。疲れることなく、高ぶることのないアンドリッチの語り口に身をゆだね、長編をいつの間にか読みきってし......
キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法 (ちくま文庫)
ミュージカル「キャッツ」にこんな原作があるとはあーら、知しらなんだ知らなんだ。だけど、だけど、断然こっちのほうが明るくて面白くためになるTとSから成る大英帝国エリオットせんせのグローカル・ミュージ......
魔術師キャッツ―大魔術師ミストフェリーズ マンゴとランプルの悪ガキコンビ
私はミュージカルCATS好き&ミストフェリーズ大好きなので、言うことなく大好きな絵本です。ステキ猫ミストフェリーズが主役!!でも、ただの「ミスト好き」としての見方だけでなく、一冊の本として見ても、十......
キャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命
『キャッツ』の原作となったT.S.エリオットの詩集から「ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命」「ピークとポリクルの大げんか」「ジェリクルの歌」の三篇が描かれているキャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶......
荒地・ゲロンチョン 新装版
荒地、ゲロンチョンのそれぞれに、紹介や説明、英語の原詩、原詩においての注釈、日本語訳の詩、がこの順番で書かれています。それぞれ詳しすぎるくらいです。まじめによくできた本だと思います。しかし、やはりエ......
四つの四重奏曲―FOUR QUARTETS
詩を翻訳で読むのは、外道であるのか?分らないが、とにかくこの四重奏を西脇順三郎氏の翻訳で読んだのが最初であった。バーントノートン、イーストコウカー、リトルキディング、ザ・ドライサルベイジズ、薔薇の園......
ミドルマーチ〈3〉 (講談社文芸文庫)
イングランド中部の商業都市ミドルマーチを舞台にそこに住む人たちが互いに関わりあってドラマとなる。この物語には、三組の結婚について描かれているが、いずれをとっても結婚前の期待や希望に沿うような形はとっ......
ミドルマーチ〈2〉 (講談社文芸文庫)
ミドルマーチの中で様々な人間模様を描く第二巻、絡み合うプロットがさらに広がりをみせていく。主に、若いカップルの結婚にまつわるプロットが複雑な交わりをもって話を進めていく。理想を追い求めて27歳年上の......
ミドルマーチ〈1〉 (講談社文芸文庫)
ジョージ・エリオットの最高傑作といわれるこの作品だが、ミドルマーチの中で織りなす人間模様を巧みな描写で描き出す秀逸したものである。特に人物描写はすばらしく、個々の性格やそれにまつわる行動、心理描写に......
サイラス・マーナー (岩波文庫)
サイラス・マーナーは孤独な男性。ある雪の日、家の中に突然赤ん坊がいるのを発見し、彼はその子を愛していた妹からとった名前をつけ、全身全霊を捧げ愛し、育てます。 サイラスを孤独という名の絶望から救った......
アダム・ビード
人間の行動は、その個人の性質によるところが多く、そしてまたその個人の性質は自然からすでに与えられたものであるところが多い。思いもかけない悲劇に人が巻き込まれるのは、その人の欠点や弱点が引き金になって......
エンツォ・フェラーリ (集英社文庫)
F1関係の記事には美辞麗句で対象を持ち上げる気風が見られず、 淡々とした語り口で明晰な批評を展開する筆者が多い。 これはF1倶楽部という雑誌を通読してわかったことであるが、 F1界では一方的な偏重報......
幻想録 (ちくま学芸文庫)
本書で注意深く読まれるべき個所は、イエイツ自身の思想内容(つまり本書本文)よりもむしろ訳者による解説部分に凝集している。イエイツは鈴木大拙氏の著書に感化・魅了されるのだが、博士のいう捉えねばならぬ......
妖精にさらわれた男の子―アイルランドの昔話
語りかけるような口調が個人的にはあまり好きではありませんでした。機会があったら原作を探してみようかと思っています...
薔薇―イェイツ詩集 (角川文庫)
久しぶりに、言葉の美しさを感じた作品でした。いえ、美しさを持っているのは、言葉で表された中身かもしれません。イェイツの作り出す、独特の世界、詠われるものたち、それらを取り巻く時空・・・。すばらしい......
釣り師の休日
英国の釣り文学のダイジェスト版である。スポーツフィッシング発祥の国だけに釣りに対する思い入れは相当なものだ。 「さてここで釣り師に必要な二つの資質が明らかになった。最初の資質は、いわば肉体的な器用さ......
自伝小説 まだらの鳥
自伝小説と紹介されることもありますが、正しくは「自伝的」小説というものです。イェイツは、この小説を出版社に依頼されて書き始めますが、期限を遅れに遅れた後、完成を断念します。本書は、その残った原稿を集......
神秘の薔薇
W.B.イェイツといえば、英国の魔術団体であった「黄金の夜明け団」を連想させるが、本書においてはそういった魔術的なものよりも、古く方ケルト民族の伝承に伝わる物語を幻想的な詩にしたもので、魔術的なもの......
ケルトの薄明 (ちくま文庫)
イエイツの『The Celtic Twilights; Myth, Fantasy and Folklore』(1893年)の翻訳。ちなみに全訳である。 イエイツがみずからの足で民間伝承を集めて......
変身のロマン (学研M文庫)
古今東西の名手による変身譚を中心に、鬼才、澁澤龍彦がセレクトした異色アンソロジー。変身譚というと、誰しもが真っ先にカフカの「変身」を思い浮かべるが、しかし、その歴史は意外に古く、その源泉を辿ればギリ......
若きドン・ジュアンの手柄ばなし (河出文庫)
他のレビュアーの方と同じ意見。本作は基本的にはエロ本であると言い切ってしまおう。 アポリネールは詩である。新潮文庫から詩集が出ている。新潮文庫の詩集は 中々格調が高くないと 出してくれない気が......
充たされざる者 (ハヤカワepi文庫 イ 1-5)
主人公がある町にやってきて起こる出来事。 一見何の変哲も無いような小説に思えるが、読んでみるとこれがどうして・・・。 これでもかこれでもかと主人公の前に立ちはだかる不条理な出来事。 救われる結末なの......
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)
カズオ・イシグロの物語に出てくるのは、何かしら傷を抱えた人たち。「時代のせい」と言い切ることもできるのに、そうはしない。過去を振り返り、見つめた上で、その傷を受け入れて生きていくことを決意した人たち......
わたしを離さないで
過酷な運命から逃げようとせず、受け入れながら生きる主人公たちの生き方が、 なぜか不自然には感じられません。 自分では動かしようのない、既成の制度や、階級のなかでとらわれて生きている私たち自身、 本当......
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)
「日の名残り」「浮世の画家」に続き、私にとってイシグロ氏3作目の小説ですが一番面白く読みました(前記2作品も好きですが)。主人公の独白を基本とし、各章の小見出しだけを追えば時間の流れに沿いつつ、途中......
ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち
作家の多が「自分の著作を広く紹介してくれる翻訳者に対して基本的には好意をもっている」のは事実だとしても、まずは「良い読者」たろうとする柴田元幸のスタンスに絶大にも近い信頼を寄せていく様が、特に付録の......
遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)
This is a story of a family: a woman, her two husbands, their daughters, her father-in-law in Nagas......
日の名残り (ハヤカワepi文庫)
よく本を読むのが早いといわれるのですが、 イシグロさんの本を読むときはじっくりじっくりです。 気持ちに余裕があるとき、 でも、ハイになってないとき、 夜、ひとりで静かに読みます。 じわじわきます。違......
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)
「日の名残り」「浮世の画家」に続き、私にとってイシグロ氏3作目の小説ですが一番面白く読みました(前記2作品も好きですが)。主人公の独白を基本とし、各章の小見出しだけを追えば時間の流れに沿いつつ、途中......
充たされざる者〈上〉
Kazuo Ishiguroの作品を、原書で読みたくなって、アマゾンで検索してみました。村上春樹の英語訳をほぼすべて読み通したら、なんとなくその気になって。「わたしを離さないで」と「わたしたちが孤児......
充たされざる者〈下〉
Kazuo Ishiguroの作品を、原書で読みたくなって、アマゾンで検索してみました。村上春樹の英語訳をほぼすべて読み通したら、なんとなくその気になって。「わたしを離さないで」と「わたしたちが孤児......
日の名残り (中公文庫)
よく本を読むのが早いといわれるのですが、 イシグロさんの本を読むときはじっくりじっくりです。 気持ちに余裕があるとき、 でも、ハイになってないとき、 夜、ひとりで静かに読みます。 じわじわきます。違......
浮世の画家 (中公文庫)
ほんっとうまい。「陽の名残り」でもそうだったが、信用ならざる語り手なんですよね、これも。時代を回顧する形式なんですが、この作品でも主人公がとにかく自分を弁護しまくるんです。自分を正当化しまくって、......
▲ページのトップ